モーニング・ダンス
No.644 2025年8月1日配信
あ〜、 暑い、暑い。小学校時代の夏休みの宿題「夏休みの友」に毎日の気温を記入する欄があって、何年生の時か忘れましたが、今もその当時の最高気温が31度だったと記憶しています。今だったら、真夏に31度なら、今日は涼しいよねとか言われそうです。気温とともに時代も争いごとが絶えないHOTな世の中になっていて、みんな頭を冷やす必要がありそうですが。
亜熱帯のような夏なので、車の中で聴く音楽はあまり湿度を感じさせない軽快なものが中心になります。夏の定番として必ずかけるのがスパイロ・ジャイラという1970年代終盤に結成されたフュージョンバンドのアルバム。電気化されたJAZZを中心にソウルやラテン音楽などとの「他の要素と融合した」ジャンルで、私が好きなのは彼らの明るくてカリプソの要素が入った曲です。
スパイロ・ジャイラの2枚目のアルバムが私が大好きな「モーニング・ダンス」。このアルバムの1曲目を飾るのがアルバム名と同じ「モーニング・ダンス」という曲で、陽気なカリビアンのノリの気持ちよさ。ヴィブラフォンの優しく透明感のある音色は緑の樹々に囲まれた自然を醸し出し、温かいサックスとのやりとりがダンスをしているような心地にさせてくれます。
このアルバムジャケットも植物や生き物が描かれ、まるで森のような雰囲気を醸し出していて大好きです。何せ、グループ名のスパイロ・ジャイラは「アオミドロ」という藻から来ているそうですから。このグループには、生きる楽しさを教えてもらえそうです。私が伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」から毎日笑顔をもらえているように。さあ、氷を沢山盛って、今夜も乾杯です。